育児中のママがエステに行くのは贅沢?私はそう思わなくなった

はじめまして、青空美帆です。5歳の息子と2歳の娘を育てながら、昨年フルタイムで仕事に復帰しました。はてなブログで育児やワーママ生活のことを書いています。

「育児中にエステ?そんな余裕あるの?」

これ、実際に言われたことがあります。しかも悪気なく。義母にも、ママ友にも、そして何より自分自身にも。

子供が小さいうちは自分のことなんて後回し。鏡を見る暇もないし、スキンケアは化粧水をバシャッと塗って終わり。「エステに行きたい」なんて口にしたら、育児をサボっているみたいで気が引ける。そんなふうに思っていた時期が、私にもありました。

でも今は違います。月に一度のエステは、私にとって「贅沢」ではなく「必要なメンテナンス」。なぜそう思うようになったのか、今日はその話を書いてみます。

「育児中にエステなんて」と思っていた頃

長男が生まれてすぐの頃、とにかく余裕がなかった。3時間おきの授乳、慢性的な寝不足、終わらない洗濯物。自分の顔をじっくり鏡で見たのは、生後3ヶ月の頃が初めてだったかもしれません。

映っていたのは、目の下にクマが張り付いた疲れ切った顔。

「ああ、老けたな」

率直にそう思いました。でも、どうする気にもなれなかった。子供の世話で精一杯なんだから、自分のケアなんて後でいい。そう言い聞かせていました。

友人に「たまにはエステでも行ってきなよ」と言われたこともあります。でも心のどこかで「育児中のママがエステに行くなんて贅沢だ」と思い込んでいた。お金の問題もあるけれど、それ以上に「自分にお金と時間を使うこと」への罪悪感が大きかったんです。

2人目を出産した後はさらにひどくて、上の子の世話と赤ちゃんの世話で一日が消えていく。お風呂にゆっくり浸かることすらままならない毎日。鏡なんて見たくもなかった。

産後のセルフケアは「贅沢」じゃない

産後の心と体に起きていること

産後の体は、自分で思っている以上にダメージを受けています。ホルモンバランスは急激に変動するし、肌は乾燥でガサガサになるし、慢性的な睡眠不足で免疫力も落ちる。体だけじゃなくメンタルもかなり不安定です。

WAM NET(福祉医療機構)の産後メンタルヘルスの解説によると、産後3〜15週間は「マタニティブルー」として一時的な気分の落ち込みが起きやすく、そこから「産後うつ」に移行するリスクもあるとのこと。これは気合いや根性でどうにかなるものではなく、適切なケアとサポートが必要な状態です。

さらに、厚生労働省の「産前・産後サポート事業ガイドライン」でも、産後ケアの目的として「母親自身がセルフケア能力を育むこと」が明記されています。国の方針としても、産後のママが自分をケアすることは推奨されている。贅沢どころか、むしろ必要なことです。

ママが元気じゃないと家庭は回らない

きれいごとに聞こえるかもしれません。でもこれは事実です。

育児の中心にいるママが心身ともにボロボロだと、子供への接し方にも余裕がなくなります。私自身、疲れがピークだった時期は子供に対してイライラすることが増えていました。些細なことで声を荒げてしまって、寝かしつけた後に自己嫌悪。そしてまた翌朝、寝不足のまま同じことを繰り返す。

この悪循環を断ち切るには、どこかで「自分を回復させる時間」を意識的に作るしかなかった。

「自分を大事にすることは、家族を大事にすることと同じ」。これは育児書で読んだ言葉ですが、実感として本当にその通りだと思います。

私がエステに通い始めたきっかけ

仕事復帰を前にした焦り

転機は、2人目の育休が終わりに近づいた頃でした。仕事復帰まであと2ヶ月というタイミングで、急に焦りが押し寄せてきたんです。

「この顔で会社に行くの、正直キツいな……」

鏡に映る自分は、産前とは別人みたいでした。肌のくすみ、たるみ、毛穴の開き。久しぶりにスーツを着てみても、なんだかしっくりこない。復帰への不安に加えて、見た目のコンプレックスまで重なって、気持ちがどんどん沈んでいきました。

体験コースなら3,000円から試せる

そんなとき、ネットでたまたま見つけたのがエステの体験コースの情報。「初回3,000円」の文字に惹かれて、思い切って予約してみました。

正直、最初はめちゃくちゃ緊張しました。エステなんて独身時代に1回行ったきりだし、こんな疲れた顔で行っていいのかと。でも実際に足を運んでみたら、スタッフの方は優しく迎えてくれるし、施術中は久しぶりに何も考えなくていい時間を過ごせました。

90分の施術が終わった後、鏡を見て驚いた。肌がワントーン明るくなっていたのもそうですが、何より「表情」が違っていたんです。目に力が戻っている感じ。

帰り道、保育園に子供を迎えに行く足取りが明らかに軽かった。それだけで「また来よう」と思えました。

子供がいてもエステに通うために工夫していること

「行きたい気持ちはあるけど、子供がいたら無理でしょ」。昔の私の口癖でした。でも、工夫次第で通えます。私が実際にやっている方法を紹介します。

夫に「ワンオペ練習日」を作ってもらった

最初にやったのがこれ。月に1回、土曜日の午前中を「パパと子供だけの時間」にしました。

最初は夫もあたふたしていて、LINEが10分おきに飛んできたりしていた。でも回数を重ねるうちに慣れてきて、今では公園に連れて行ったり一緒にホットケーキを焼いたりしているらしいです。子供たちも「パパの日」を楽しみにしています。

副産物として、夫の育児スキルが上がったのも大きい。私がいなくても子供たちが安心して過ごせる状態を作れたのは、エステ通いがきっかけでした。

託児付き・キッズスペースありのサロンを選ぶ

夫に預けられない日もあります。そういうときは、子連れOKのサロンを探す。最近はそういったサロンが本当に増えています。

OZmallの子連れOKサロン特集を見ると、東京都内だけでも託児サービス付きやキッズスペースが併設されたサロンがいくつも紹介されています。施術ベッドのすぐ横にキッズスペースがあって、子供の様子を見ながら施術を受けられるサロンもある。これなら小さいお子さんがいるママでも安心です。

体験コースから試す

いきなりコース契約するのはハードルが高いし、そもそも自分に合うかどうかもわからない。だから最初は体験コースを使い倒すのがおすすめです。

たかの友梨の体験エステなら、フェイシャルもボディも3,000円台から体験できます。「TAKANO式キャビボディ」は約50分で3,000円、「スキャルプ&フェイシャル」も3,000円。「合わなかったらやめればいい」くらいの気持ちで行けるので、エステ初心者には向いていると思います。

コース名施術時間の目安体験価格(税込)
TAKANO式キャビボディ約50分3,000円
スキャルプ&フェイシャル約50分3,000円
すっごい全身エステDX約60分3,980円
ルミナピール約50分3,980円

ランチ1回分くらいの値段で本格的なエステを試せると思うと、ハードルがぐっと下がりませんか。

エステで変わったのは肌よりも気持ちだった

「自分のための時間」がくれるもの

エステに通い始めて半年ほど経ちます。正直に言うと、劇的に肌が若返ったかと聞かれたら微妙なところ。もちろん肌の調子は前より良くなったけれど、それ以上に大きかったのは「気持ちの変化」です。

月に一度、たった90分。その時間だけは、ママでも妻でも会社員でもない「ただの自分」に戻れる。誰かに丁寧に触れてもらって、ケアしてもらえる。その体験自体が、日々の育児で消耗した心を回復させてくれました。

施術中は照明が落とされた静かな個室で、ヒーリング音楽が流れている。子供の泣き声も、洗濯機のアラームも聞こえない。この「何もしなくていい時間」がどれだけ贅沢か、ママになってから初めて知りました。

周りの反応も変わった

面白いのは、自分のケアを始めてから周りの反応も変わったこと。

夫に「最近なんか元気だね」と言われたり、保育園のお迎えで先生に「お母さん、お肌きれいですね」と声をかけられたり。別に劇的にきれいになったわけじゃないと思うんですが、表情が明るくなると印象が変わるんだなと実感しました。

ママ友にも「どこのサロン行ってるの?」と聞かれるようになって、育児中のセルフケアについて話す機会が増えた。以前は「エステに行ってる」なんて言いづらかったのに、今は堂々と言えます。むしろ「行った方がいいよ」と勧めているくらいです。

仕事復帰にも良い影響があった

エステに通い始めたのと仕事復帰がほぼ同時期だったのですが、復帰後の自分に少し自信が持てたのはエステのおかげもあると思っています。

身だしなみを整えることで「ちゃんと社会に戻ってきた」という実感が持てる。これは育児だけの毎日では得られなかった感覚でした。復帰初日、化粧ノリが良くて鏡の前で「よし、行ける」と思えたあの朝の気持ちは今でも覚えています。

以前、たかの友梨に子供がいても通えると知って仕事復帰の準備を始めた経緯をまとめた記事でも書きましたが、「自分にお金をかけること」への罪悪感が薄れた瞬間から、いろんなことが前向きに動き始めた気がします。仕事でも積極的に発言できるようになったし、朝起きるのが前ほど辛くなくなった。全部がエステのおかげとは言いませんが、「自分を大事にする習慣」を持てたことが、日常全体に良い影響を与えてくれたのは間違いありません。

「完璧じゃなくていい」がセルフケアの合言葉

毎月通えなくても問題ない

私のモットーは「70点でいい」。エステだって、毎月きっちり通えているわけではありません。子供の急な発熱で予約をキャンセルすることもあるし、出費が重なった月はスキップすることもある。

それでいい。「月1回通わなきゃ」とプレッシャーにしたら本末転倒です。行けるときに行く。それだけで十分。

エステじゃなくてもいい

もっと言えば、セルフケアの方法はエステだけに限りません。

  • 子供が寝た後にフェイスパックをする
  • 好きな入浴剤を入れてゆっくりお風呂に浸かる
  • 美容院でカットしてもらう
  • カフェでひとりの時間を過ごす
  • 好きなドラマを誰にも邪魔されずに観る

大事なのは「自分のために時間とお金を使うこと」に自分で許可を出すこと。その手段がエステでも美容院でもカフェでも、自分が満たされるなら何だっていいんです。

罪悪感は少しずつ薄れていく

正直に書くと、罪悪感が消えるまでには半年くらいかかりました。最初の頃はエステから帰ってくるたびに「子供を置いてきてしまった」という後ろめたさがあった。

でもある日、帰宅してニコニコしている私を見て、息子が「ママ、きれいになった!」と言ってくれたんです。あの一言で、気持ちがすっと軽くなりました。

ママが笑顔だと、子供も嬉しい。子供が嬉しいと、ママも嬉しい。この循環を回すために、たまには自分をケアしてあげることは、むしろ家族のためになるんだと思えるようになりました。

まとめ

育児中にエステに行くのは贅沢なんかじゃありません。自分を大事にするための「メンテナンス」です。

最初は3,000円の体験コースからでいい。最初は90分だけでいい。毎月通えなくたっていい。

「自分のために時間を使っていいんだ」と思えた瞬間から、育児も仕事も、ほんの少しだけラクになります。

同じように罪悪感を抱えているママがいたら、まずは一度試してみてほしいです。鏡に映る自分の表情が変わるだけで、毎日の景色がちょっとだけ変わりますから。